西洋占星術

西洋占星術の起源は、紀元前4世紀頃のバビロニアにさかのぼります。
バビロニアでは、天文学と占いが密接に結びついていたと言われています。

その後、バビロニアから古代ギリシャに占星術が伝わります。
古代ギリシャの哲学者であり数学者であるプラトンは『ティマイオス』という
著作の中で、宇宙の構造についての考察を行い、天体の運動が人間の運命に
影響を与えるという考え方を提示しています。

また、哲学と科学の発展に大きな貢献したアリストテレスは、星座の運動や
太陽・月・惑星などの天体について研究を行い、占星術についての
理論を構築しました。

古代ギリシャにおいては、占星術は宗教的な要素も持っていました。多神教の
ギリシャ神話に登場する神々は、それぞれ星座や天体に関連付けられ、占星術の
基礎となる星座の名称も、ギリシャ神話に由来しています。

古代ギリシャでは、天体の位置が運命に影響を与えるという考え方が広まり、占星術は
天文学と密接に結びつくようになりました。この考え方は、古代ローマにも伝わり、
ローマ帝国で占星術は社会の上層部の人々にも広がり、その後ローマ時代や
アラビア時代を経て、中世ヨーロッパに伝わり、西洋占星術の基礎となる重要な要素と
なりました。

​このように古い歴史をもつ西洋占星術で使用するホロスコープは、生年月日時から
作成する12の星座と10の天体と12のハウスで主に構成されています。その出生図と
現在の天体の位置関係や惑星の運動など多くの要素が組み合わされた理論を用いて、
貴女の人生を予測します。